あいたむblog

ワインと音楽とアートと写真が好きなあいたむの日常。 たまたま見つけた誰かのために残しておくメモ。

カテゴリ: 2017



仰々しいタイトルに敢えてしてみたくなるくらいアッサリと、今年のベストが決まりそうな勢い。

カッサンドル展



『キュビスムやバウハウスから影響を受け、1920年代に制作した幾何学的でダイナミックなポスターは、時代の先駆的な表現として、グラフィックデザイン界に「革命」とも言うべき大きなインパクトをもたらしました。カッサンドルのポスターに共通する壮観な構図とスピード感は、機械と大量消費の時代をまさに体現していたのです。』

今回展示されていた作品の中でも一番心を打ったのは、《ラントランジジャン》1925年という作品。
放射線が他人の耳を介して中心の人の耳の中に繋がる、とても目を引く作品だ。

新規創刊する夕刊の広告だが、人々の声を繋げて耳に届けるということを図形化している。

シンプルかつ明確なメッセージをいかに図形化するか?という試みは、スマホの小さなスクリーンにおいても常に試行錯誤を繰り返していて、終わりのない回答を求めて彷徨っている。

彼の言葉で、
どこまで突き詰めて研究したのか。理論のない作品に説得性はない。
という趣旨のことが書いてあった。

表現としていかに確立させるか、新しい概念を生み出すか、ということの研究の積み重ねの結果に無駄を削ぎ落としたミニマリズムが存在することを改めて、90年前のポスターから読み取った。

特に同じパターンのポスターの連続性が生み出す立体感や主張が人の視線にどう影響するか?は、本当に課題だと思うし、もっと学ばなければならない。

ただなんとなく、みんながトレンドだと言ってるから、ではなく、理由を突き詰めて考えたい。

とても学びの多い展示だったので、本当に心からオススメします。

カッサンドル・ポスター展 グラフィズムの革命
2017.2.11 [土・祝] - 3.26 [日]

休館日 月曜日 (3月20日は開館)
開館時間 10:00 ~ 17:30 (入場は17:00まで)

観覧料
一般1000円 (800円)、大高生800円 (640円)
※( ) 内は団体20名以上の料金。
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方 (付き添いの方1名を含む) は無料です。

主催 埼玉県立近代美術館

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それは少し昔あるところに、12歳と14歳のフランス人とアメリカ人が、ネトゲで知り合って友好関係を築いた。



その名は
Porter Robinson と
Madeonと言った。



いつしか2人ともメジャーシーンで活躍するようになり、共通点である音楽を通して、一つのストーリーを作る試みを始めた。



彼らのルーツは紛れもなくDaftpunkやunderworld、Justiceなどの電子音楽だ。

One more timeリリース時彼らは6歳とか8歳とかだし、2000年代屈指のキラーチューンが今を作ってるというのが心震えるし、なんかもう色々と込み上げるものがある。


が、それと同時にニンテンドーやセガ、スクエア、エニックスなどゲームの世界観、アニメやマンガというカルチャーからも多分に影響を受けている訳で、何かを生み出すことによる影響がボーダーレスになって久しいことを思い知る。


そんな彼らが来日し、1日限りのShelterライブを開催した。
同じ目線でプレイした、という最高のシチュエーションを、今この東京で、視認できて、嬉しい。
ソロライブもDJセットも聴いたことがあるけれど、こんな互いの厚みを持たせる良いライブセットは初めてだった。



多分これから2人が何かクリエイティブをするとは思えないし、逆にずるずるやるのは商業的過ぎるし、今だからできるコラボを体験できるのがとても嬉しかった。



音楽はただの円盤を売るためのビジネスから、価値や物語を共体験するコトに変わりつつある。それは一つのカルチャーであること、音楽を飛び越えて様々な分野に飛び火することを、改めて、強く感じている。



みんな大好きKUSMI TEAが、日本での展開を開始するらしい




フランス発のプレミアムティー「クスミ ティ」が本格上陸、ロブションなどで販売 http://www.fashionsnap.com/news/2017-02-05/kusmi-tea/




KUSMI TEAといえば意識高い系女子御用達のフレーバーティー。
元々フランスではかなり前から所謂紅茶に香りや風味づけをしたものが流行っていて、ジャスミンティーや緑茶、ハーブティーにフレーバーを付けて心地よい香りと共にお茶を楽しむというコンセプトで販売しています。

日本ではごく一部のセレクトショップでしか売ってないので、ヨーロッパに行くタイミングで買い貯めてるのですが、国内で手に入るならこの苦労もしなくて済むので少し嬉しい。

個人的なお気に入りは、BBデトックス…
BB(ブリジットバルドー)みたいなプロポーションになりたい!
そしてアールグレイ。
ベルガモットが香る癒しの紅茶。

紅茶良いよね紅茶。




私が尊敬していた人は、『ミッション』という言葉をよく使っていた。

そんなことを考えていたら、本棚から呼ばれるように、目にした本がこちらです。




「働く理由。僕たちはなぜ働くのか。」

働く理由、それはつまり、自分の人生の中で何を残したいのか?
の優先順位を自分で定義づけることかなと思っています。

もし就活をしている学生の方がいたら、ぜひ目を通してほしい一冊だなと思いました。
企業を選ぶうえで、一番大切なのは、
給与や福利厚生、知名度や安定度、将来性…などもそうなんですが、
そんなことより重要なのは、
企業のトップが何を考え、企業としてどんな未来を築こうとしているか?
企業価値の本質が何か?その考えに賛同できるか?ということでしょうか。
 
そのことを学生時代に気づいていたら、また別の人生だっただろうけど、
自分はそのことを20代で気づけて良かったと心から思います。

2010年に、
「あなたが働くうえでチャレンジしたいことは何ですか?」
と聞かれたことがありました。
当時はとにかく世の中にイノベーションを起こすんだ、
という漠然ながらもビッグな夢を追い求めていたので、
「人をHAPPYにするサービス」を作るということが目標でした。

サービスは、みんなが使って流行ればゴールで終わりじゃないから、
実際はずっと走り続けないといけないし、リレーのようにバトンを回し続けないといけないです。

それでも、何もないところから始めて、
「高級レストランの前で売れないホットドックの屋台を広げてるようだ」と揶揄されても、
「みんなが諦めてしまうようなことだって、この仲間と一緒ならできる気がする」
そんな風に思えたのも事実で、
最後は諦めない人が何かを得られるんだという体験をしました。
これは自分の中では給料以上に大事なことで、今も仕事をする上でのやりがいだなと感じます。

岩田さんがおっしゃる「火花の一瞬」。
人の気持ちを揺れ動かすのは、いつだって人の全力なんだ、
それは別にスポーツや芸術だけじゃなく、普遍的な労働の中にも見ることができると感じます。

「ミッション」…任務や使命、という意味がありますが、
自分の中では「挑戦」と捉えています。

これまでの人生を振り返り、自分が働くまであと何年残されているんだろう?
ということを考えるようになったとき、
何のために生きているか?も含めた自分への問いは、
非常に重要なものだと考えています。
「これが面白い!」「これで絶対に何かが変わる、変えてみせる!」
という思いが強い人は、たとえ成功しても失敗しても、それに気づいている分、
生きてて楽しいはずです。

川は流れた、流れ続けた。
とうまくいかないのも人生。
逆流に逆らわなければならない時も、途中で濁ることもある。
それでも河口を目指したいと思います。

よくある、論調…
若い世代は「金が無い」
だから
「服を買わない」
「海外行かない」
「車買わない」
「音楽にお金かけない」
という、聞き飽きた話。

本当にそーかなー。
と思うことがあります。

アパレルが瀕死の状態なのは若者がファストファッションばかり買うからとかフリマアプリで古着の売買が定着したからとか聞きますが、それだけが理由だとは思いません。


確かにもしかしたら
バブル世代みたいに羽振り良くない時代だし、
コギャル世代みたいにブランド武装しなくても良い時代。
雑誌やテレビなどのメディアによる一方的な発信が通用しない世代は、
もっと狭いコミュニティ上での流行を重視しています。

原宿には今日も若者が溢れ、
竹下通りの混雑は阿鼻叫喚もの。
ガラクタしか売ってないような街だけど、ものすごく賑わっています。
別に何を買うわけでも無いのに、週末になると竹下通りを通るだけで1時間はかかります。
クレープ、とか、パンケーキ、とか、ロブスター、とか、餃子、には未だに行列していたり… 

若者がお金が無いのはいつの時代だってそうだけど、
今の子達は自分にとって本当に必要なものかどうかのジャッジが非常にシビア。

皆が持ってるから欲しい

テレビで流行ってると言ってたから行きたい

という価値観より、
自分にとってそれはお金を払うほど大事なものなのかどうか?
に重きを置いているように見えます。
それが例えば好きな海外アイドルのプロデュースするアパレルなら、オンラインストアから輸入して買うし
好きなアニメのガチャだったらお目当てがでるまで回すし
クラブイベントがしたかったら、高校生でも箱を借りて必死で告知したりしています。  

限られたお金の中で自分がどうしたら楽しめるかだけ考えてるように見えます。

消費するチャネルが増えたぶん、どこで何を買えば自分にとってメリットがあるかを冷静に判断しています。

逆に買わなくてもいいものはシェアリングエコノミー、という発想がこれから益々進化していきそう。

それは自分にとってはチープシック、パリジャンの生活に通じるところがあって、なんの違和感もなくて、寧ろ賢い生き方なのではないでしょうか。

その考えはとてもミニマルで良いと感じる一方、ただ良い製品を作るだけでは売れないから、心理戦に走ったり、人の恐怖や不安を煽ったり、インパクトや理由づけ、ストーリーセットをしないと見向きもされなくなるのかなぁ…と思うととても怖い。

良いものを作る人が良いマーケティングができる訳ではないから、お金を払う必要が無いとジャッジされたらその業界は廃れてしまうのかと…。

ナノ・ユニバースやローズバッド閉鎖の話を聞いて、色々考えてしまった夜でした。
TSI、「ナノ・ユニバース」10店前後を閉鎖 https://www.wwdjapan.com/card/369553/?taxonomy=8751

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