あいたむblog

ワインと音楽とアートと写真が好きなあいたむの日常。 たまたま見つけた誰かのために残しておくメモ。

カテゴリ: 2017

DSC_3452

身体が動くうちに、色々な場所で過ごすことの尊さをちゃんと伝えていきたい。
旅も食事も、手元に残らない、五感を使った時間の流れの記憶でしかないが、その記憶はモノでは埋められない感覚であることを分かっているのといないことで相当違うと感じている。
大事な人が去れば去るほど、その気持ちが強くなる。
忙しさにかまけて、日常を繰り返していると、いつか必ず後悔すると思う。


P1260644
(今年一番お世話になったザ・リッツ・カールトン東京様から見える景色。https://www.ikyu.com/concierge/9321

今日は大晦日ということで、2017年を振り返って一番印象に残ったこと。
やはり転職でした。
前の会社は自分が働く意味を作ってくれた人が沢山いました。
日本の中でも(アジアの中でもかな)トップクラスのエンジニアとデザイナーに囲まれていて、
その体験こそはお金では変えられない価値があり、財産になると思う。
気になったあなたはこちらをチェック★⇒ https://engineering.linecorp.com/ja/careers
(超どうでもいいけど、No Bordersのところ、No Bonusと空目したよ)

前職では「みんなをHAPPYにするサービスを作りたい!」を目標にしていました。
最初は「検索」をトリガーとして、途中で「人と人をコネクトする」ハブとして、そして「集合知」をベースとしたメディアとして。
どのプロジェクトも足りない頭で考えを出し切って、出来たこととできなかったことがありました。
会社という組織に属している会社員にとって、与えられた課題と、叶えたい夢を同時に仕事にするのは難しいことです。
後者については、事業優位性の説明もできなかったし、少しだけ諦めていました。
諦めた先に自分に何かできることはないのか?と考え、
オフラインの基盤があるサービスで、いまとは違うアプローチが出来ないかなと転職をしました。

悩んでいたときに話を聞いてくださった教授が自分の絵空事に興味を持ってくれて、アドバイスいただき、同時に「消費者行動の情報接触を起点とする態度変容」ということを真面目に勉強してみたいと考えるようになりました。 
ああ、自分は消費者行動に興味があって、その手段が検索であったに過ぎなかったのだと。
ネットの情報を整理するということだけではなく、流通経路に興味があって、だから学芸員の資格をとって情報の収集、展示と集客手段にすごく拘っていたのだと。 

P6091034
オフサイトミーティングとして行った葉山の貸別荘。https://www.ikyu.com/concierge/9317
転職してからは新しい事業部の立ち上げを担当することで、 
サービスECについても宿泊事業についても知識も経験もないため、がむしゃらに動いた1年でした。 
今までのルールが全く通用しないことが多くて、戸惑うことも多いのですが、ただ本当にありがたいのは、自分みたいな欠損人間に対しても非常に優しく接して下さる方が多く、「人のつながり、温かさ」に心から感謝した年でした。

また昨今の「人々のライフスタイルの価値観の変換期」に、直接ユーザーの声を聞いてフィードバックするという、エキサイティングな事業をできていることがとても楽しいです。 

今は自分が前の会社に入った時に状況が似ていて、躍動感に溢れています。だから自分に出来ることを全部したいし何かプラスになることができればと考えています。


DSC_4203

話は変わって自分はシャンパンがすごく好きなんですが、
モノづくりをしている人にこそシャンパンを本当に飲んでほしくて。


最近は料理のトレンドがクラシックから劇場型やストーリー性が重視されていることもあり、
ワインも今はナチュラルさや仕上がりをライトにしているものが求められています。
作り手の一定の品質を保つための努力は聞けば聞くほどすさまじく、一つのモノを磨き上げることの大変さを感じるために飲んでいます。

今年の5月に、シャンパンの作り手で神みたいな人(アンセルム・セロス氏)に会いに行き、
質問させていただきました。
『あなたにとって良いシャンパーニュを作るには何が一番重要ですか?』
彼は混じりけのない瞳でこう返してくれました。
『 Il faut arrêter du travail. Laissez faire la nature. 』
働くことをやめること。自然に任せること。
あんまりいじくりかえさない。自然と向き合うこと。土と対話すること。
この言葉がとても衝撃でした。

何にしても、手法とか戦略とか、いじくる手立てを考えてしまうのが世の常ですが、
彼の言った言葉はとてもシンプルで、自分が相手にしている人と向き合い、対話をすることが大事だと。
私たちが使うサービスって、モノでもAIでもない、ヒトが使うんですよね。
仕事において、このことを強く意識しました。
今年は種まきばかりでしたが、来年は色々と人が楽しくなるような、HAPPYなモノづくりをさらにしていこうと思います!

P6181141
↑ハイアットリージェンシー箱根の美味しかったランチ


私事で恐縮ですが、年は会社のアドベントカレンダーに参加させてもらいました。
記事はこちら⇒ http://user-first.ikyu.co.jp/entry/2017/12/21/185817
去年は一人アドベントカレンダーやってみて、ネタが無いとなんもかけないな、と思った次第でした。

【ネタについて】
紹介しているハイアット リージェンシー 箱根では実際に自分が合宿をさせていただきました。
箱根は観光する場所だと思っていたのですが、
9時箱根集合➡翌日昼間で一切移動無く会議室にカンヅメ➡解散後唯一の立ち寄り場所は海老名SA。
という、ストイックな合宿体験をして、仕事としてのオフサイトって、こういうことかぁと改めて感じた次第です。
(観光をしちゃだめ!ていうことが言いたいわけではなく、あくまで一例)
P6181114
↑ハイアットリージェンシー箱根のおいしいお水。ちなみに、レッドブルが無かった。これはどこかで買わないといけない。

その上で、「特別」なことへの消費だけではなく、「投資」としての滞在という趣旨で旅行をすることも選択肢としてはいいのではないか、ということを強く意識した1年でした。
場所は地方でなくても、例えば都内のホテルでも集中環境は作れると思っています。
最近はライフスタイルホテルという情報発信をコンセプトにしている宿泊施設が出てきていて、(今後何年かのうちにたくさんできる予定で)、どこかに行くというよりは、むしろ都内ですべて完結できるような施設が出来たらいいなぁ、と思っているし、提案していきたいです。

【アドベントカレンダーについて】
他の方のエントリーを見るのも楽しかったし、他の会社の方の記事を読んでみるのも楽しかった。
特に某トレタさんとか某KAYACさんとかとても参考にさせていただきました。
実際書いてとても楽しかったので来年もやりたいです!と思いつつ…来年は自分の後輩に書いてもらいたいしそのように仕向けて行こうと。
LTとかもそうだけど自分の知見を誰かに共有するのって、反応も含めて楽しいから、
それを知ってもらえるようにイベントを開催したりとかもっと動かないとな、と感じました。
幸いにも自分の周りには心優しい仕事ができる人が沢山いるから、来年はどうぞお力添えをお願いしたいと思ってます。


京都国立博物館で開催中の開館120周年記念 特別展覧会「国宝」最終日に滑り込みで行って来ました。

http://kyoto-kokuhou2017.jp/

不肖ながら美術鑑賞に興味関心を持ち続けている身として、
国の宝と指定され、後世に残し続けるということを改めて尊いと感じました。


もともと伝源頼朝像が見たかったのですが、個人的に関心を寄せている仏画、特に十二天像の見比べが出来て感無量でした。
また孔雀明王像の表現が平安時代(日本)と北宋時代(中国)で全然違うことを改めて見比べることが出来て、尊い…!と口に出してしまうほど泣きそうになりながら見ました。

正直言って、こんなに感動したのはいつぶりだろうと思うくらいでした。
これまでそんなに日本の美術に興味が無かったのに。

国宝の公開基準は文化庁が厳しく定めており、公開回数は年間2回以内、公開日数は述べ60日以内なのだそうです。
そのため今回も4期に分けられて公開されていました。

尾形光琳「燕子花図屏風」は根津美術館にて定期的に鑑賞できるのですが、京都で見るという、
またすぐ隣に円山応挙「雪松図屏風」が並ぶという、U2の隣でオアシスが歌ってる的な、やばい感じの取り合わせで、尊い…!と口に出してしまいながら見てました(2回目)

なかでも一番衝撃を受けたのは東寺が保存している「国宝 両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅)」です。
仏像による世界観の表現のスケールに圧倒されてしまいました。
とても混雑していたのですが、じっくりと見させていただき、改めてアジアの哲学の深さについて勉強したいと思いました。

全国の国宝が集結する機会はなかなかないのですが、東京には東京国立博物館という日本で初めての総合博物館があり、
定期的に国宝や重要文化財を展示されているので、本当に多くの人に行ってほしいと思います。
私も久しぶりに行きたくなりました。







MERYは、だから支持された 一流編集者が語る“しがらみなき”メディアの破壊力
コンテンツの信頼性を高めるために小学館と組んで新しいMERYを作っていくというのは、答えとしてアリじゃないかな、と思っています。リスペクトを持って、今後MERYが作っていくものを見ていきたいですね。」

編集者のバイアスがかかった時点でそれは制作物でしかなくて、「押しつけ」になってしまうのではないのかな。 「正しいプロセスに基づいた」情報発信という文脈であれば、2013年~14年頃に自分がたどり着きたかった方向性の、専門家による完全検閲情報発信モデルになるんだろうけど、コンテンツとしての魅力があるかはまた別の問題であることも事実だ。
カモフラージュのためのインフルエンサービジネスなんかもあるんだろうけど、結局それって一方的な情報発信でしかない。
半径5メートルを歩いてそうな女子大生が「これいいかも♡」という気づきを同年代同士が消費できてたという事実。
それは編集モデルでは実現しない、鮮烈な美しさだったのだと思う。

「コンテンツの信頼性」の最高位が紙メディアだという論調で、「Zipper」の休刊と
「コンテンツの信頼性」の底辺がWebメディアだという論調で、「MERY」の復活が重なった。
2017/11/21という日は歴史的な日になると思う。

↑このページのトップヘ