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普段原宿を歩いていて、たまにひどく違和感を覚える事がある。
10年前に比べて奇抜な格好をしているひとが極端に減っているなあ、という事。
きゃりーとか、白塗りのひととか、そっち系じゃなくて、昔ならホームにたってるひとが結構気合いいれた出で立ちの人が多かった記憶があるのだが、
ここ最近見かけるのはしまむらで買ったような量産型のコーディネートの人ばかりだ、ということ。

ファストフード、ファストファッション、
明治通りはインスタントなチェーン店で溢れていて、原宿としての個性が残るのは一部の裏通りにひっそりと存在している感がある。
すくなくとも90年代にあった勢いはかなり下火になっている。
全身ドメスティックなコーデの人も最近は見かけることが、すくない。

辛うじて表参道界隈は多少ゴージャスな雰囲気があるけれど、それも表参道しか存在しない店舗などほぼ無いし、銀座や新宿で事足りてしまうのも事実。
もともと竹下通りのようなミーハーな移ろいやすい流行の場所は、昔からたいしてかわらないかんじ、ではあるけれど、乱立しているチェーン店については正直辟易している。それなら渋谷でも、言うなれば大宮でも宇都宮でもどこでも良い訳だ。

あまちゃんに出てくるユイちゃんが目をキラキラさせてスカウトされたい街にはまだその輝きがあるのだろうか?

それとも私が大人になってしまっただけで、10代の子達には魅力的にうつるのだろうか?

思い返せば昔はオーバカナルで慣れないカフェラテを飲むのがある意味かなりの背伸びだったし、ハンジローやデプトで古着を見て回るのは宝探しのようなワクワク感があった。

今はネットで買えないものの方が少なくなって、自分の目で探しまわって漸く手に入れる、という機会が減っている。
そういう意味では消費行動自体はとてもシンプルなものになりつつある。

それでもポップコーンに朝から並んだり、パンケーキを食べるのに三時間待ったりしている人をみると、ニーズの質と熱量がすごく変化しているように思ったりして、感覚がずれ始めていることに焦ったりもする。

だから、近いうちに時間があったら、竹下通りのマクドナルドで一日中過ごしてみたいなと思っている。

自分の周辺世界以外の人がどんな価値観でいきてるかの部分を、数値以外の肌感で理解する必要性を最近本当に強く感じる。

人は何のために原宿に来ているのか。
この街に価値があるとしたら、それはどこの部分なのか。
10年後もその価値は存続するのか。

誘導して導き出された答えじゃなくて、自然な会話を聞いてみたい。