今年は色々な所の写真の展示を見に行きましたが、自分の中で1つ選べと言われたら、これを選びます。
Serious performance art, portraiture, or simply posing for a photograph… what does it mean to perform for the camera?
TATE MODERNで開催された
Performing for the camera
という展覧会。
写真技術が誕生した時代から1960年代のハプニングアート、そして現代のセルフィーまでを題材にしていました。
500点もの作品展示は、本当に見応えがあり、2時間以上かかりました。
イヴクラインや草間彌生など、パフォーマンスアーティストが写真をどう使ったか?
と、
写真家が写真というツールでどうパフォーマンスをしたか?
ということがテーマになっています。
特にセルフポートレートの展示が面白かったです。
日本人の写真家の方も沢山ありました!
細江英公さんのかまいたちのシリーズはまるまる一部屋使って紹介されていて、あの時代の日本人写真家に対するヨーロッパ側の評価の高さを改めて感じました。
深瀬昌久さんや東京るまん℃さんの作品もありました。
またナダールのコスチュームポートレートの写真もあってすごく貴重な作品を沢山見ることができました。
最後にInstagramの展示があって、それがiPadでご自由に見てどうぞ、て感じだったのが、面白すぎました。Amalia Ulmanというアーティスト兼インスタグラマーを紹介してるのですが、彼女が3つのペルソナを表現することで、フォロワーからの視線、承認欲求…などをシニカルに演出していました。
ここまで大規模な展覧会は日本ではまずできないので、本当に行けてよかっだと思いました。
そして何のために写真を撮るのか、そこにどんな意味をつけるのか、を考えて撮ることの大事さを改めて感じました。