私が尊敬していた人は、『ミッション』という言葉をよく使っていた。

そんなことを考えていたら、本棚から呼ばれるように、目にした本がこちらです。




「働く理由。僕たちはなぜ働くのか。」

働く理由、それはつまり、自分の人生の中で何を残したいのか?
の優先順位を自分で定義づけることかなと思っています。

もし就活をしている学生の方がいたら、ぜひ目を通してほしい一冊だなと思いました。
企業を選ぶうえで、一番大切なのは、
給与や福利厚生、知名度や安定度、将来性…などもそうなんですが、
そんなことより重要なのは、
企業のトップが何を考え、企業としてどんな未来を築こうとしているか?
企業価値の本質が何か?その考えに賛同できるか?ということでしょうか。
 
そのことを学生時代に気づいていたら、また別の人生だっただろうけど、
自分はそのことを20代で気づけて良かったと心から思います。

2010年に、
「あなたが働くうえでチャレンジしたいことは何ですか?」
と聞かれたことがありました。
当時はとにかく世の中にイノベーションを起こすんだ、
という漠然ながらもビッグな夢を追い求めていたので、
「人をHAPPYにするサービス」を作るということが目標でした。

サービスは、みんなが使って流行ればゴールで終わりじゃないから、
実際はずっと走り続けないといけないし、リレーのようにバトンを回し続けないといけないです。

それでも、何もないところから始めて、
「高級レストランの前で売れないホットドックの屋台を広げてるようだ」と揶揄されても、
「みんなが諦めてしまうようなことだって、この仲間と一緒ならできる気がする」
そんな風に思えたのも事実で、
最後は諦めない人が何かを得られるんだという体験をしました。
これは自分の中では給料以上に大事なことで、今も仕事をする上でのやりがいだなと感じます。

岩田さんがおっしゃる「火花の一瞬」。
人の気持ちを揺れ動かすのは、いつだって人の全力なんだ、
それは別にスポーツや芸術だけじゃなく、普遍的な労働の中にも見ることができると感じます。

「ミッション」…任務や使命、という意味がありますが、
自分の中では「挑戦」と捉えています。

これまでの人生を振り返り、自分が働くまであと何年残されているんだろう?
ということを考えるようになったとき、
何のために生きているか?も含めた自分への問いは、
非常に重要なものだと考えています。
「これが面白い!」「これで絶対に何かが変わる、変えてみせる!」
という思いが強い人は、たとえ成功しても失敗しても、それに気づいている分、
生きてて楽しいはずです。

川は流れた、流れ続けた。
とうまくいかないのも人生。
逆流に逆らわなければならない時も、途中で濁ることもある。
それでも河口を目指したいと思います。