今年の目標。
フィルムで写真撮る。

自分が写真に興味を持ったのは、やはり祖父の影響が大きい。
自分の祖父はカメラが大好きだった。
亡くなって遺産整理でかなり早い段階でコレクションされたカメラは売却されてしまい、ショックが大きかった。
失意の中、たまたま開けた引き出しの中に
(絶対にそんなところにカメラがあるはずないのに)
見つけ出したOLYMPUS 35 RC。
不思議に思って、こっそり持ち出した。

そのカメラを手にしたまま、ずっと使っていなかったのだけど、
一昨年赤城耕一さんから、
「せっかくだからそのカメラで撮ってみなよ。」
と言われ、
去年MOTOKOさんから、
「あなたにはフィルムが合っているのかもしれない。」
と言われ。

奇しくも去年はプレビューによる恐怖を味わい続けていたので、
その場で確認できないことは、自分にとっては気楽に思えたのだった。

前に書いた恵比寿の大沢カメラでフィルムを買って、少し見てもらったら
電池で動く部分はもうだめらしく、絞りもF8以上は開かなくなってしまっているらしい。
そこで新宿のオリンパスサロンでこのカメラが実際に動くのか見てもらった。

シャッターは切れそうだったけれど、フィルムの入れ方もよくわからないので、
教えてもらおう、と思った。

45年前位のカメラを持って行って、動きますかね?
なんて、よく考えたらおかしい話だけれど、
オリンパスの社員の方はとても真面目に見てくださった。

マニュアル撮影ができるカメラなので、
多少いろいろいかれてしまっていてもなんとか撮影はできるようだった。
 
自分にとってはF8だと暗いな〜。。。って少しがっかりしたけど、
逆にシャッタースピードやISOでなんとか調整すれば、曇りや晴天なら撮れるような気がした。
そして色々覚えるいいチャンスになるだろうと考え直した。

実際にシャッターを押してみると、
もうそこにはいない祖父が、
カメラと一緒に側にいてくれるような、不思議な感覚に陥った。

自分が求めていたことは、こういうことなのかもしれないと思った。

2017年の目標は、
フィルムで写真を撮ること。
そして、今まで絵空事で終わらせていた「夢」に一歩でも近づくこと。
いつか、日本のいろんなところに住んでいる、たった一人で生活している、年老いた人々にとって、一瞬でもいいので、これがあって良かったねって思ってもらえるものを作りたい。
それはサービスでなくてもいい。
この5年ずっと同じことを考えていた。
それはなんとなく今のウェブサービスの主流の概念とは少し違うのかもしれないとも思う。
でもやってみたい。
できるかどうかは全く分からないけど
言葉にしていくことで、どこかの誰かが拾ってくれることを、何となく分かっているから。
そういう風に思えたのも、写真を撮るようになって、色々気づかせてくれたから。

これはやはり、祖父のおかげだと思う。