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それぞれの職業論がある中で、
ディレクターも、100人いれば100通りの、
仕事論があると思っています。

ディレクターという仕事について、気づけば10年。
この業界に就きたいという若い人たちとお話しする機会も増えました。
最初からディレクターになりたいと言ってこの業界に入る人は多くないと思うけれど、
これからこの職種に就きたい、または就くことになった人に、
僭越ながら自分が大事にしていることを書いてみます。

・観察眼を持とう
「一流の企画者とは!」
という言葉で、自分はよく叱られた。
今となっては、叱ってくれる人がいたことはとても幸福なことだと思う。
この仕事で大事なのは、人を、よく観察すること。
叱ってくれた人は、どんな風に仕事をしているか?
一緒に仕事する人は、何をされると嫌がるのか?
どんな風に動けば、認めてもらえるのか?
そして、今を生きている人(将来お客様になるかもしれない人)は、何を大事にしているのか?
全てが無駄に見えることも、本当は、全てが繋がる。
今を見ること、見続けること、目をそらさないことがとても重要だ。

・黒子になろう
まず、何のための仕事なのか、それを認識することが大事。
誰しも所属する何処かにとって大きな成果を上げる必要があるとすれば、
自分が関わる全ての人に、その成果を還元できるように自分が動く必要がある。
ディレクターという仕事は実はとても地味で地道な努力を、し続ける必要がある。
実はここが一番大事なのに、ここを軽視する人が意外に多い。
インターネットという空間は、実は人が作っている。
人と人とのコミュニケーションは、適当な態度で伝わるわけは、ない。
どんなに努力していても、独りよがりでは伝わらない。
人を大事にしない人は、人に泣くことになる。
自分がどう動けば、他の人同士をスムーズにつなげることができるか?
それを考えるのが大事だと思う。

・幸せな瞬間は、忘れた頃にやってくる
労働の中で発生する多くの時間は、あまり面白くはない。
でも、面白くない時間の積み重ねをどれだけ真面目にできるかが、大事なんだと思う。
働いている日々の中での達成感はほんの一瞬かもしれない、
でも、ほんの一瞬は、必ず、やってくる。
その一瞬を味わうと、多分、やみつきになる。


ディレクターという仕事は、本当に自分を成長させてくれました。
本気で泣いて怒って笑って、そんな仕事に就くことができたことと、
まったく仕事ができない自分を暖かく見守ってくれた皆さんに心から感謝を申し上げ、
2016年を締めくくりたいと思います。

年が変わればなんとなくフレッシュな気分になりますが、
これまで自分が歩いてきた道は決して一人では歩けなかった道で、
縁した人のおかげだということを忘れずに、
自分が本当にやりたいと思っている目標に少しでも近づくことができるよう
これからも地道に歩んでいきたいと思います。