東京都美術館で開催されていた
ゴッホとゴーギャン展に行ってきました。
観に行ったのは10月の下旬でしたが、色々考えすぎてしまって文章にすることができませんでした。


この2人は1888年に南仏アルルで短い共同生活をしており、彼らの作品や周辺作家の作品60点ほどが展示されておりました。

印象派関連の作家たちは盛んに交流があり互いになんらかの影響を受けながら独自の価値観によって手法を確立していったと考えているので、この2人のみを取り上げるのは何となく違和感がありました
ですがゴーギャンの作品は個人的に興味があるので、行ってきました。

今回は音声ガイドを借りてみました。
小野大輔さん(ゴッホ役)と杉田智和さん(ゴーギャン役)という若い人たちに人気のある 声優さんが担当しているとあって、比較的若い方たちも音声ガイドを利用しているように感じました。
こんなかんじです。↓(サンプル音声あり)
http://www.acoustiguide.co.jp/whatsnew/whatsnew.html#goghgauguin
個人的にはあまり音声ガイドを聞きながら作品を見るのは好きではないのですが、 今回はどんなかんじになっているのか興味がありました。
対話形式になっているので物語のようで面白いと感じましたが、やっぱり集中できない。。。

 展示の中で特に初期の作品は2人の対比を強く感じることができて印象に残りました。
特に本格的に画家を志した頃に描かれたゴーギャンの<<自画像>>は、慣れないコペンハーゲンの土地で36歳の頃の苦闘を感じ取ることができ、図らずも感情移入してしまいました。
株式仲介の職に就き、新興ブルジョワジーとして、比較的裕福な生活を送りつつ、絵画への情熱との間で悩み、とうとう仕事を捨て家族や批評家から逃げ、自分の理想を追い求めた…
文字にすると破天荒ですね。

自分はゴッホについてはあまり知識がありません。
ただ初期の頃の暗い色調で労働者の生活などを描いていた頃と、パリや南仏での生活時代の生き生きとした躍動感のある筆致は全く異なり、無邪気さを感じ取りました。
彼の有名な作品が比較的中期のものが多いのは、彼の比較的安定していた時代だったからかもしれません。

短い共同生活後の2人の作品もかなり見応えがあり、特にゴーギャンのタヒチ時代の作品は彼の個展でも中々出てこないものも多く初めて見る作品が多くありました。

2人の作品以外にも、彼らと交流があった画家モネやピサロ、シスレーなどの作品がが何点かありました。初期の彼らに影響を与えたとされている印象派の画家たちの作品も鑑賞でき、彼らとの関連性を感じ取ることができました。

印象派の作家は相互に関連して互いの作風に影響を与えているので、この2人にフォーカスがあたるのは少し違和感もありましたが、それでもゴーギャンの初期の作品を今のタイミングで見ることができて嬉しかったです。