このまとめが一時期話題になった。
「【画像】これクローン人間!?ゾッとするほど個性がない「量産型女子大生」が急増中 - NAVER まとめ」

煽り気味のタイトルなのでかなり話題になったし、シェアもされまくっていた。
中身は単純にツイッターの引用を集めただけなのだけど。
ただこれがこんなに拡散されるという事は潜在的にいまの若い女の子が
「皆同じ格好している」
と別の世代の人は見ているからなのかもしれない。

その理由はなんなのかを考えてみた。

1.読んでる雑誌がかぶってる?
最近流行ってる雑誌はおそらく私が若かったころとはかなり違うのだろうと思って調べてみた。
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・過去6年で雑誌印刷部数は減少傾向にある。
・「ViVi」「CanCam」「AneCan」などの赤文字系コンサバ雑誌の売り上げ減少が目立つ。
・若年層(10代)ターゲットの雑誌「Seventeen」「nicola」「non-no」は大幅減少ではない。
・ミドル層(30~40代)ターゲットの雑誌「BAILA」「CLASSY」「VERY」は売り上げを伸ばしている。

ここで気になるのは私がかつて憧れていた赤文字系コンサバ雑誌の低迷の一方で
(この表には載っていないのだが)SWEETやInREDなどの「付録売り」が発行部数を伸ばしていること。
また、miniとか青文字系と呼ばれる雑誌も定着していて、20代の雑誌は分散傾向にある点。
セグメント毎にかなり雑誌の種類がふえているのだから、
読んでる雑誌がかぶりまくるというのは昔より減っているはず。
それなのに量産型が増えているとはこれいかに?


2.ファストファッションの台頭

最近街を歩いてる原宿の若者を見ていると大きな理由はこれかなと感じる。
世界売上ランキング(ファーストリテイリング社のHPから参照)
ZARA、H&M、ユニクロ、GAP、しまむら…
金額は1900円~5000円程度で割とそれなりな服が買えます。
大学生ですもの、携帯代よりスマホの利用料金高いし、節約できるところは節約したいという心理が働いているのか。

ちなみに、ファストファッションの売り上げランキングによると、
1位のH&Mは2兆2,513億円 (1500億9,000万SEK)、2位のInditexは2兆2,005億円(159億4600万ユーロ)だそうです。
比較として巨大ブランドコングロマリットのLVMHの2013年の売り上げは4兆800億円(291億5000万ユーロ)。ただしこちらはグループ全体の売上で、ファッション部門に限ってしまうと1兆2196億円(87億ユーロ)になってしまうので、完全に負けています・・・

こうして見ると改めてH&Mすげーってなりますね…

じゃあ、ファストファッションってそんなにおしゃれなの?
気になりますよね。
という事で参考になりそうなページを見ていきましょう。
◆H&M

◆Forever 21

個人的には普通にかわいいです!!
でも結構原色率高いです??
こんな服大学に来て行ったら多分浮きます!量産できないです。

◆ユニクロ

正直言って普通です!
GUや無印もこの系統に入りますが、ベーシックなパターンとカラーが多いです。
アースカラーとか。まぁ普通に街には馴染みます!
でもなんか地味です!合コンで勝てなそうです!

◆しまむら

お、おぉ…
この中では一番ぽい感じです。
原宿のギャレット(ポップコーン屋)に朝1で並んでる暇そうな大学生はみんなこんな恰好している気がします!
ということは…

量産型女子大生の洋服は
しまむら産
だった

という事でFAになりそうです!

マジで?
いやいや待とう。

3.ネットで情報を収集⇒購入するようになった

ZOZOTOWNやFashionwalkerなどが有名ですが、ちゃんとモデルを使ってコーディネートも見れて、それがそのまま買えるっていうのはすごく楽。
ホタルノヒカリという漫画でこういうセリフがあったのですが…
「大丈夫だよー普段はちゃんと化けてるから。
雑誌の1週間着回しの記事をそのまま買ってきて着てるから」
感覚としてはこれに近いものがあるのかもしれません。

上記2サイトで人気のブランドはこんな感じです。

◆ZOZOTOWN
・nano・universe
・ROSSO
・green label relaxing WOMENS
・KBF
・BEAUTY&YOUTH WOMENS

アローズとかナノユニバースとかセレクトショップ系人気半端ない。

◆Fashionwalker
・GREED International
・31 Sons de mode
・Apuweiser-riche
・dazzlin
・BONICA DOT

ルミネと109に入ってる系、雑誌でいうとSWEET的な感じ。
ということはみなさんECで買われているという事なんでしょうか。

しかし大学生だとまだクレカ持ってない人もいるだろうし、
代引きで余計なお金を使いたい派が多いとも思えないけれど...
それに人気のお店も地方に絶対ないお店ではなく、むしろ全国展開しているショップが多い。

4.ショッピング=ハレではなくなった
1~3を総合して考えると、もはやショッピングに対する「この店じゃないと買えない」という希少性というものが薄れてきているのかなぁと感じます。
eggの休刊やギャル文化の衰退に見る「渋谷」という町への憧れとかもそうだし、
ファッションの街と言われていた「原宿」の明治通り沿いにはファストファッションばかりだったりと、その町でないと買えないというものが少なくなり、全国どこでも似たような服が買えるようになってきたことはかなり大きいと思います。
イオンモールとか大型SCがいたるところにできてきたのも結構大きいかも。

さらに、この現象は「量産型」大学生だけではなく、服飾関係の専門学生にも同様の事が言えるようです。
服飾専門学生の「よく買うブランド」ランキングに見る危機
低価格帯のSPAが台頭してきたのは2008年前後でリーマンショックで一気に普及した印象です。
それよりちょっと前はエビちゃん・もえちゃんOLが人気で「エビ売れ」現象が起きていました。
それよりちょっと前はガイアが俺に…のメンナクが流行っていました。
それよりちょっと前は裏原がまだギリ生きていた時代…
そのあたりについてはこちらがきれいに時間軸がまとまっています
裏原系が終わったのはいつなのか?トレンドの流れを俯瞰し検証する

と言う訳で、量産型女子大生が増えたのは
彼らに個性がないから
とか
皆一緒がいいという同調志向だから
という単純な話ではないので、
「wwww」とわらっている場合ではなさそうです。